Message Album
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亡くなった方のメッセージを残す方法

失った方との会話を保存するための実務的な手引き。まず何をすべきか、その方の端末やアカウントにあるメッセージにどう届くか、そして会話を静かに消えない場所に置く方法。

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大切な方が亡くなり、その方のメッセージが端末に残っているためにこれを読んでいるなら、ここは実務的な部分です。平易に書きます。悲しみに急ぐ必要はありませんが、技術的な面には多少の急ぎがあります。ですから最初の節がいちばん大事です。

まずこれを

端末のバッテリーを切らしたまま電源を落としておかないでください。 一度電源が切れた端末は、次に起動するときパスコードを求め、Face ID や Touch ID は使えません。いま端末のロックが解けている、またはパスコードが分かるなら、後ではなく今動いてください。

どの端末もまだ初期化・消去・「返却」しないでください。

可能な限り、端末から Apple ID を削除しないでください。

パスコードがあって端末が動くなら、以下はすべて素直に進みます。ない場合は、ロックされた端末の節へ進んでください。

端末とパスコードがある場合

今日のうちにローカルバックアップを作ってください。これで自分のコンピュータにコピーが置かれ、その端末が生き延びるかどうかに結果が左右されなくなります。

  1. iPhone をケーブルで Mac か PC につなぎます。
  2. Mac では Finder を開き、サイドバーでデバイスを選びます。Windows では「Apple デバイス」アプリを使います。
  3. 「今すぐバックアップ」を選び、完了まで待ちます。「ローカルバックアップを暗号化」にチェックする場合、パスワードは失くさない場所に控えてください。復旧する手段はありません。メッセージはどちらでも含まれます。

そのバックアップがコンピュータ上にできた時点で、当面の危機は去ります。端末が壊れても、会話は手元にあります。

次に、読める形にする

バックアップは守ってくれますが、開いて読むことはできません。ハッシュ化された名前のファイルが入ったフォルダであり、想定された用途は端末への復元だけです。実際にメッセージを読みたい、そばに置いておきたい、印刷したい、家族と分かち合いたいなら、会話を書き出す必要があります。

無料の選択肢: imessage-exporter はオープンソースで、Mac のメッセージライブラリからでもデバイスのバックアップからでも、コマンドラインで動きます。

このサイトを作った Message Album は、同じことを普通の Mac のインターフェイスで行います。Mac の「メッセージ」ライブラリか、Mac 上にある Finder のバックアップを読み取り、会話 1 件をブラウザで開けるフォルダとして書き出します。写真もビデオもボイスメッセージも、送られたときの品質のままです。

どれを使うにせよ、最後に欲しいのは、自分のディスク上にある普通のフォルダで、特定のアプリもアカウントもなしに開けるものです。

メッセージがすでに自分の Mac にある場合

その方と iMessage でやり取りしていて Mac をお持ちなら、会話はすでに Mac にあるかもしれません。その場合、相手の端末に触れる必要はまったくありません。Mac で「メッセージ」を開き、そのスレッドを探してください。あれば、そのまま書き出せます。

もっと難しいことに取りかかる前に確認する価値があります。多くの場合、これで話が済むからです。

端末がロックされていてパスコードが分からない場合

ここははるかに難しく、希望よりも正直さのほうが役に立ちます。

Apple は端末のロックを解除することも、パスコードを回避することもできず、依頼されても行いません。存在するのは次のものです。

  • 故人アカウント管理連絡先。 亡くなる前にその方が Apple ID の設定で「故人アカウント管理連絡先」を設定していれば、その人は受け取ったアクセスキーと死亡証明書をもって、メッセージを含むアカウントデータへのアクセスを申請できます。これが想定された経路であり、圧倒的に容易です。
  • キーなしでのデジタル遺産の申請。 Apple には亡くなった方のアカウントへのアクセスを申請する手続きがあります。管理連絡先のキーがない場合は通常、裁判所の命令が必要で、時間もかかります。
  • すでにお持ちの古いバックアップ。 その方が使っていた Mac、あるいは自分がその端末をバックアップしたことがあるならご自身の Mac で、~/Library/Application Support/MobileSync/Backup を確認してください。存在自体を忘れられがちです。
  • 会話の自分側。 自分の iPhone、iPad、Mac には、その方から届いたすべてのメッセージと、自分が送ったすべてのメッセージが入っています。その方の全メッセージ履歴とは違いますが、お二人のあいだの会話としては完全です。多くの場合、それで十分です。

最後の点は、少し立ち止まる価値があります。求めているのがお二人のあいだの会話なら、それはおそらくすでに全部、自分の持ち物である端末の中に、今この瞬間あります。

コピーは 1 つ以上

書き出しができたら、別の場所にもコピーしてください。外付けドライブ、別の家族のコンピュータ、お好みのクラウドストレージ。ノートパソコンの中の 1 つきりのコピーは、こぼれた飲み物ひとつで無になります。

きょうだいや他のご家族がいるなら、それぞれにコピーを渡すのは、最良のバックアップ戦略であると同時に、たいていは優しい行いでもあります。良い書き出しはブラウザで開ける普通のフォルダなので、読むために何かを買ったり入れたりする必要はありません。

メッセージ以外に残しておきたいもの

すでに取りかかっているついでに、そしてお気持ちが向くときだけ。

  • ボイスメッセージ。 残しておいてよかったと言われることが最も多いものです。声の記録は、スクリーンショットには収められません。使うツールが音声を再生できるファイルとして保存し、落としてしまわないことを確かめてください。
  • スレッド内の写真。 フル解像度で、PDF に押し込まれた形ではなく。
  • 期間。 その会話が何年から何月何日までなのかを知っていることは、後になって、いま思うよりも大きな意味を持ちます。

そもそもこれをすることについて

これを行う正しい時期というものはなく、今すぐ何かを読まなければならない義務もありません。コピーを作ってノートパソコンを閉じる——それで完結した、十分に妥当な結果です。今日それを残しておく意味は、期限がなくなることです。読みたくなったとき、それが 1 か月後でも 20 年後でも、そこにあります。